子連れハワイ旅行の最大の難関といえば、約7〜8時間に及ぶ「長時間フライト」ですよね。
特に、バシネット(ベビーベッド)を卒業したけれど、まだ2歳未満で座席なし(大人の膝上)という絶妙な年齢のお子さんを連れての夜便は、想像するだけで気が重くなるものです。
「大人の膝の上で、7時間もじっとしていられるわけがない…」
「でも、2歳未満なのに大人運賃の75%も払って1席追加するのは高すぎる…」
そんなママ・パパの救世主となるのが、ANAのホノルル線(フライングホヌ)限定で導入されている「ANA Couchii(ANAカウチ)」です!
今回は、1歳の子連れで実際にANAカウチを往復利用した我が家が、その仕組みから「小児運賃より安くなるカラクリ」、そしてリアルな乗車体験レポを徹底解説します!
ANA Couchii(ANAカウチ)とは?2階建ての巨大飛行機「フライングホヌ」限定の神座席

まず「ANAカウチって何?」という方のために簡単にご説明します。
ANAカウチとは、日本の航空会社で初めて導入された、隣り合う座席のレッグレストを上げて、3席または4席をフラットなベッドのように利用できるシートのことです。
ウミガメのペイントでおなじみの超巨大な2階建て飛行機「フライングホヌ(A380)」限定の設備となっています。

フライングホヌは2階がプレミアムエコノミーやビジネス、1階がすべてエコノミークラスになっており、ANAカウチはその1階の「一番後ろのブロック」に配置されています。
子連れに「一番後ろの席」をおすすめする理由
ANAカウチを予約するなら、絶対に一番後ろの列がおすすめです。
なぜなら、一番前の列を選んでしまうと、すぐ前が「カウチではない普通の席の人」になってしまうため、子どもが少しでもシートを蹴ったり騒いだりしたときに気まずい思いをするからです。
一番後ろの列なら後ろに誰もいないので、精神的にも本当にラクですよ。

さらに、一番後ろのブロックは、多目的ルーム(トイレや、授乳・オムツ替えに使える休憩室)がすぐ近くにあるのも子連れには最高のメリットです。
周りは子連れファミリーだらけ!「お互い様」の安心感がすごい
搭乗時期にもよるかもしれませんが、このフライングホヌの1階カウチエリアはとにかく子連れが非常に多いです!
そのため、機内はそこそこにぎやかで、常にどこかから子どもの声が聞こえるような状態になります。
「静まり返った機内で我が子だけが泣き叫んだらどうしよう……」という恐怖を抱えている親御さんも多いと思いますが、ここでは全くその心配はありません。
周囲がほぼ「同志(子連れ)」なので、いい意味でお互い様という強い安心感があります。
この精神的なラクさだけでも、ANAのホヌを選ぶ価値が十分にあります。
【裏ワザ】2歳未満の「膝上きつい問題」は、小児運賃よりANAカウチが圧倒的に安い!

ここが今回、私が一番お伝えしたい神ポイントです。
2歳未満の子どもは、基本的に「大人の膝上なら航空券代は無料(燃油サーチャージ等は除く)」ですが、長時間フライトの膝上は正直地獄です。
かといって、子ども用に1席確保しようとすると、2歳未満でも「小児運賃(大人運賃の約75%)」がかかってしまいます。ハワイ便の75%はかなりの大金ですよね。
しかし、ANAカウチなら「追加料金を払うだけで、3席または4席シートを丸ごとホールドできる」というシステムなんです。
たとえば、大人2人+2歳未満1人の場合、大人のチケット代だけで、プラス追加料金を払えば3席(または4席)を我が家だけで独占できます。
小児運賃 vs ANAカウチ 料金比較
大人2名で「3席カウチ」を1区間利用する場合の追加料金は以下の通りです。
- ローシーズン: +20,000円
- ハイシーズン(お盆や年末年始など): +50,000円
つまり、通常期ならたったのプラス2万円で、子ども用のスペース(実質1席分)が確保できてしまうんです!
小児運賃で1席まともに買い足すよりも、はるかに安く済みます。
バシネットが使えない月齢のお子さんを連れているなら、この選択肢を使わない手はありません。
ANAカウチの具体的な予約方法と注意点
「我が家もANAカウチを使ってみたい!」という方のために、予約の手順を分かりやすく解説します。
ANAカウチは、通常の座席指定画面とは異なり、「有料事前座席指定」のオプション扱いになります。
具体的な手順は以下の通りです。
- ANA公式サイトで航空券を予約する(まずは通常通り、大人と子どもの航空券を購入します)
- 予約完了画面、または「予約確認」画面を開く
- サービス申し出画面の「有料事前座席指定」を選択する
- シートマップから「ANA Couchii(カウチ席)」を選択して申し込む
予約時の大事な注意点
- パッケージツアーの場合は要注意: 旅行会社のツアーやパッケージ商品で航空券を手配した場合、旅行会社経由でないとカウチの予約ができなかったり、そもそも枠が押さえられなかったりするケースがあります。カウチを確実に使いたいなら、個人手配でANA公式サイトから直接航空券を買うのが一番確実です。
- 座席数には限りがある:フライングホヌ1機に対してカウチ席の数には限りがあります。特に子連れに大人気の「一番後ろの列」や、3席・4席の使い勝手の良い席は争奪戦になるため、ハワイ行きが決まったら航空券の購入と同時に最優先で確保しにいくのが鉄則です!
【搭乗レポ】行き(夜便)と帰り(昼便)での実際の使い心地
我が家が実際に往復で使ってみた、リアルな感想をお届けします。
行きの夜便:フラットベッドで親子のHPを死守!

行きは日本を夜に出発するフライト。
離陸してしばらくすると、足元のフットレストをググッと上に水平まで上げられるようになります(※離陸後・着陸前は使えないので注意!)。
そして嬉しいのが、ANAカウチ専用の「シーツ(専用マット)」や「枕」「ブランケット」が最初から人数分ちゃんと用意されていること!
座席を完全にフラットにした上にこのシーツをサッと敷くだけで、エコノミーの座席が一気に清潔でふかふかなベッドに早変わりします。
座席を完全にフラットにして、3席のうち2席分を使って私と子どもがゴロンと横に並んで寝ることができました!おかげで子どももぐっすり。
さすがに大人全員が完全に横になるスペースはありませんが、「足を上げて伸ばせる」だけでも、エコノミー特有の足のむくみや疲労感が驚くほど軽減されます。
帰りの昼便:おもちゃを広げる「プレイスペース」に変身!

帰りはハワイを昼に出発するフライトです。
昼便なので起きてる時間も長いですが、フラットにした座席の上の「広い余白スペース」が大活躍!
その上で子どもがお絵描きをしたり、お気に入りのシールブックを広げたりして、まるでリビングの床のように安全に遊ばせることができました。
ただ、正直な感想を言うと、「帰りの昼便なら、カウチじゃなくて足元が広い通常席(バルクヘッドなど)でも十分だったかな?」とも思います。
特にお昼寝時間が短くなった年齢のお子さんは、足元にスペースがある方が大人は動きやすいかもしれません。このあたりは予算と相談ですね。
我が家が長時間フライトを乗り切った方法は、別の記事にまとめています。
離乳食・機内食の正直レポ&注意点
フライングホヌは機内食の満足度も高かったので、子連れ目線でレビューします。
ベビーミール(2歳未満用)

2歳未満の子どもにはベビーミールを頼めますが、事前予約が必須なので手続きを忘れないようにしてください。
ただ、中身はかなりドロドロの離乳食がメイン。
我が家の1歳児はもうある程度固形物が食べられる時期だったこともあり、正直ほとんど食べてくれませんでした。
少し取り分けができるレトルトなどを持参しておくと安心です。
フルーツミール(大人用・特別注文)

今回、大人の機内食の1つを初めて「フルーツミール」に変更してみたのですが、これが大正解!
夜便で、日本時間の夜遅くにご飯を食べる時ってそこまでガッツリお肉は要らなかったりしますよね。
そんなときにみずみずしいフルーツ盛り合わせは最高に胃に優しかったです。こちらも事前予約必須です。

通常の機内食もANAクオリティでとても美味しく、デザートにみんな大好きハーゲンダッツが出てきたときは大人も子どもも大満足でした!
まとめ | もうカウチなしのハワイ便には戻れない!
ANAカウチを利用するときの注意点としては、「フットレストを上げられるのは離陸後しばらくしてから」「着陸時は元の座席状態に戻さなければいけない」というルールがある点くらいです。
「全員が完全に横になって熟睡!」とまではいきませんが、子連れ海外フライトのストレスを5割以上カットしてくれるのは間違いありません。
我が家もハワイに行くときは、絶対にまたANA Couchiiをリピートしたいと思います!
みなさんもフライングホヌに乗る際は、ぜひ早めにカウチ席をチェックしてみてくださいね。





